「子どもがサッカーをやりたいと言い出したけど、どこから始めさせたらいいんだろう?」
これは、多くの親御さんが最初にぶつかる悩みです。サッカースクールで基礎から学ばせるか、それともチームに入れて仲間と一緒に試合を経験させるか。さらに、チームに入ると父兄がコーチやお手伝いに関わることもあり、「本当にやっていけるのかな」と不安になることもあります。
この記事では、サッカースクールとチーム、それぞれの特徴やメリット・デメリットを整理しながら、子どもに合ったスタートの切り方を考えていきます。親御さん自身の負担や関わり方も含めて解説していきますので、これからサッカーを始めたいご家庭の参考になれば幸いです。

スクールから
サッカースクールは、習い事感覚で通える、経験の有無を問わず始めやすい。
① スクールについて
サッカーを始めるとき、初心者にとって最も入りやすいのは「サッカースクール」です。
習い事感覚で通え、経験の有無を問わずスタートできるので、まずはスクールから始めるのが安心です。
- メリット
- 基礎技術を身につけられる
- コーチが専門的で、親の負担が少ない
- 練習時間や頻度が柔軟
- デメリット
- 試合の機会が少ない
- チームワークより個人練習中心になりやすい
スクールは「ボールを触ってサッカー楽しい!」という感覚を子どもに持たせるのに最適です。
そもそも子どもが楽しめなければ続かないので、まずはスクールでサッカーの楽しさを体験させ、その後チーム加入を考えても遅くはありません。

また、スクールには種類があります。月謝制や単発参加型のもの、ドリブルやシュートなど特定の技術に特化したものなどさまざまです。ほとんどのスクールでは初回体験が無料なので、いくつか試してみて、子どもが「ここがいい!」と感じたところを選ぶのが一番です。
チームから
②チームについて
サッカーチーム(少年団やクラブチーム)は、仲間と一緒に練習や試合を通じて成長できる場です。最初から試合に出たい、仲間と一緒にサッカーを楽しみたいという子にはチームが向いています。
メリット
- 実際の試合を経験でき、実戦感覚が身につく
- 仲間との協力や競争を通じてチームワークが育つ
- 地域や学年を超えて友達ができる
デメリット
- 練習や試合の拘束時間が長くなることがある
- 父兄コーチや当番制など、親の負担が大きい場合がある
- 初心者の子は最初についていくのが大変に感じることもある
チーム活動は「サッカーをする=仲間と戦う楽しさを知る」ことが大きな魅力です。ただし、親の関わりが必要になるケースも多く、家庭の生活スタイルに合うかどうかは事前に確認しておくことが大切です。
まずは体験練習や練習試合を見学して、雰囲気や指導方針、父兄の関わり方をチェックしましょう。子どもが「ここでやりたい!」と感じ、親も「この環境なら支えられる」と思えるチームが見つかれば、長く続けやすくなります。

まとめ
僕の経験から言うと、初心者はやっぱりスクールから始めるのが一番いいと思います。まずはスクールでボールに慣れて、サッカーの楽しさを知ってから「もっとやりたい!」と子どもが自分で言い出したタイミングでチームに入るのが自然な流れです。
いきなりチームに入るのも決して間違いではありません。ただ、合わなくてすぐに移籍を繰り返してしまうと、チームスポーツの世界ではどうしても噂が広がりやすいのも事実です。実際にそういう話はよく耳にします。だからこそ、チーム選びは慎重にした方がいいと強く感じています。
スクールでしっかり準備をして、「やりたい」という気持ちが固まってから、体験練習を通じていくつかのチームを見比べる。雰囲気や指導方針、父兄の関わり方などを確認して納得したチームに入るのが、子どもにとっても親にとっても安心だと思います。
サッカーは楽しく続けられることが一番大切です。焦らずステップを踏んで、子どもが笑顔でプレーできる環境を一緒に探してあげてください。



コメント